受賞作品

伊藤園 お~いお茶新俳句大賞

佳作特別賞

春風が先に乗り込む路線バス

東京都 赤間 真弓 46歳

元気たいそのひと言にホッとする

東京都 平田 みえ子 46歳

陽炎の向ふにキャッチボールの父

東京都 神谷 信行 46歳

水まきの虹のむこうにみらいの子

神奈川県 木下 千恵美 46歳

春泥の足玄関へ来て去りぬ

長野県 熊谷 理恵子 46歳

すみれ草アルトの声の心地よさ

大阪府 岩崎 伊知子 46歳

コーラスの聞こえる母校夏木立

長崎県 相川 正敏 46歳

墨にして牡丹を白く描きにけり

栃木県 山田 雅己 47歳

教室の子どものあくびで春を知り

愛知県 森川 悌稔 47歳

沸点の手前で止める恋心

福岡県 有馬 由美子 47歳

秋空の何と重たき逆上がり

大分県 川野 智子 47歳

足踏みがピタリと止んだ冬花火

秋田県 畠山 治夫 48歳

凍蝶にかすかな水の臭ひかな

群馬県 斎藤 真弓 48歳

あの頃に戻りたいからレモン噛む

神奈川県 狩野 緑 48歳

巣立つ子の歌声染みる体育館

愛知県 入山 定之 48歳

ビー玉の中にも春の空気かな

福岡県 白井 義人 48歳

自信ない不安な時に来る息子

埼玉県 原嶋 恵津子 49歳

ピアスしてひらひら鯊を釣り上げる

埼玉県 高見澤 節子 49歳

あるがまま詫び錆びつけてかたずけず

千葉県 五島 美代子 49歳

地雷なき日本の土踏む蓬摘む

東京都 柏木 茂 49歳

甲子園魂ぶつかる音がする

東京都 坪内 惠津美 49歳

母まねて乳母車押す小さき手

大阪府 村島 麗門 49歳

おのおのが好きな方向く冬芽かな

和歌山県 助野 貴美子 49歳

春雷や駅に駆け込む郵便夫

福島県 西條 君枝 50歳

絵心のなさもどかしき紅葉かな

茨城県 斉藤 悦子 50歳

雪が降る前に少しの忙しさ

埼玉県 横田 みち子 50歳

ミレナリオ僕ら二人の天の川

千葉県 平野 欣一 50歳

赤い糸春一番に飛ばされて

東京都 君島 正博 50歳

老親の介護のトンネル冬景色

東京都 長尾 かつみ 50歳

イヤホンを突き抜けてくる虫の声

東京都 宇野 儀子 50歳

湯に入れば自然解凍我が五体

神奈川県 菅野 明子 50歳

年の瀬の底よりまぜるカレー鍋

神奈川県 守屋 典子 50歳

日だまりに満開の笑み福寿草

神奈川県 堀井 美恵子 50歳

おしゃべりが止まらない節分の鬼

静岡県 見宮 幸二 50歳

ゆっくりとゆっくりと行け秋の蝶

愛媛県 伊藤 加代子 50歳

温度差を縮めてみたい手を繋ごう

栃木県 野口 直子 51歳

初弘法大きラッパの蓄音機

大阪府 村田 照枝 51歳

踏みしめるニューヨークの地白い息

広島県 中村 裕子 51歳

レンブラントと水族館で眠る魚

福岡県 卯野 九月 51歳

そんなには望みませんと初詣

大分県 糸井 恭子 51歳

コスモスを生けてふくらむ子の花瓶

北海道 関本 暁子 52歳

冬木立チェロ弾くように起きあがる

千葉県 橘川 保子 52歳

幼な子の積木崩しの小春かな

長野県 吉川 妙子 52歳

葉桜に歩速な時教えられ

京都府 河原 佳子 52歳

一点を見つむ案山子は哲学者

和歌山県 川崎 孝二 52歳

バックミラー見れば母の手振り止まず

愛媛県 竹田 明美 52歳

春愁や聖書の上のルームキー

熊本県 坂田 淑子 52歳

噴水の肋は細き風となる

青森県 川村 英幸 53歳

ブランコが揺れて広がる未来かな

千葉県 木村 りつ子 53歳

パソコンを開ければそこに友がいる

東京都 金沢 幸石 53歳

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