伊藤園 お~いお茶新俳句大賞
第三十四回
新俳句フォトの部大賞
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日々は光霞の中に書き留めて
上京して大学入学後一人暮らしをはじめたこともあり、それまで過ごした西日本での時間は良いこと悪いことがあったけれども、良いことを記憶していこうという気持ちを、お気に入りの写真を通じて表現したのがこの俳句です。「霞」という言葉が好きで、写真のグラスやランプに当たっている柔らかな光が霞のイメージとも共通性を感じてすごく綺麗だなと思っています。
俳句と写真の重なりに無理がなく、日々の複雑が見事に作品に集約され、説得力があった。(選評 浅井 愼平)
新俳句フォトの部優秀賞
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ゆで玉子コトコトコトト湯気踊る
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晩夏光かつて二人の指定席
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また会いたい大多喜に棲む沢蟹や