過去の受賞作品

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  • 過去の受賞作品 第二十三回 

伊藤園 お~いお茶新俳句大賞

優秀賞

小学生の部 (幼児含む)

さくらの木あの日あのとき思い出す

鹿児島県 岡留 志歩 10歳

三日月に乗ってつりがしてみたい

愛知県 芝山 舞衣 11歳

じじの家とまりたいけど寒すぎる

広島県 木村 勇也 11歳

夕焼けと海がつながる帰り道

愛媛県 兵頭 委斗 11歳

おみくじをうす目であけたら春が来た

千葉県 鈴木 悠美 12歳

みんなには知られたくない変声期

愛知県 加納 蓮佑 12歳

手をつなぎ力加減を気にしてる

広島県 堂脇 瑞希 12歳

中学生の部

赤らめる私の心のチューリップ

東京都 岡田 菜々美 14歳

転勤の父にも出そう年賀状

東京都 噌西 智洋 14歳

春愁や一人ぼっちで丘の上

愛知県 附田 あかり 14歳

木のきしむ音が落ち着く祖母の家

大阪府 仙波 千尋 14歳

獅子舞が今年の不安を食い千切る

神奈川県 戸田 茉友子 15歳

父の日にやっちまったぜ反抗期

岐阜県 平工 崇樹 15歳

銀色の乾いた音のすすき原

大阪府 三ツ田 隆将 15歳

高校生の部

中学生慣れぬ敬語で春感じ

北海道 横山 睦美 16歳

山眠る遊び疲れた子のように

静岡県 北村 友郎 16歳

ガムを噛む乾いた街の冬の日の

茨城県 稲山 一輝 17歳

グラウンド少し静かな夏のあと

栃木県 荒木 汐里 17歳

冬日和縮む体に長い影

東京都 水澤 克哉 17歳

虎落笛わたしを家に連れ戻す

神奈川県 小倉 沙月 17歳

百八も煩悩知らぬ十七歳

兵庫県 大下 愛美 17歳

一般の部A (40歳未満)

桜餠どんと大きな欠伸あり

京都府 渡部 加奈子 18歳

ひぐらしのなくゆうぐれのひとりごと

兵庫県 櫻井 美佳 21歳

靴下を脱いでクジラになりたいのです

東京都 白岩 五月 25歳

裏口を開けて歯磨き春はすぐ

埼玉県 坂本 由紀子 26歳

羊羹の断面夜がにじみ出し

東京都 清水 直人 27歳

スプーンの輝き寒波来たりけり

香川県 涼野 海音 30歳

真っすぐに向かって来る君春一番

千葉県 楠 昌子 36歳

一般の部B (40歳以上)

苦瓜の垂れて地軸を指しにけり

石川県 辻本 直子 43歳

なまはげの藁の匂いも動きけり

京都府 佐々木 美知子 66歳

夜店の灯昭和並べてありにけり

埼玉県 廣田 絹子 67歳

星々の一つに地球大花野

埼玉県 館野 ハツ子 70歳

いつの間に知らぬ顔ある焚火かな

茨城県 野口 英二 71歳

小春日や和紙の色なる昼の月

福岡県 吉田 登美子 84歳

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