伊藤園 お~いお茶新俳句大賞
第二十回
佳作特別賞
しもやけはわたしの子ゆびとなかよしさ
チューリップさいてお家がうまりそう
先生のまんざいバカウケ学げい会
パパのお茶わたしの口にあつすぎる
ダジャレ言うおじちゃんいっぱいお正月
はじめての雪合戦はもえちゃうね
お茶をつぎ茶柱一本おすそわけ
笑い声いっぱいつまった冬休み
さようならからの校舎に風光る
いってきます寒い風にもごあいさつ
お年玉待ってる様子は犬のよう
お年玉おまけでもらうお説教
こたつだとママの説教長くなる
分数は下に母いてささえてる
手ぶくろをはめたら指がおどりだす
なべ囲みおじやぐつぐつ別ばらだ
こがらしにむかって投げるごう速球
ほたるさんキャンドルサービスみたいだね
弟のないしょ話はまる聞こえ
一度下げ動物達を守るんだ
あいぞめで心も青くそめられた
うぶ声は何ど聞いても春のよう
こんにちはわたしのとなりに春がある
神様がおりてくる橋虹の橋
先生は生徒に笑顔を配ります
初日の出ぼくらの国のシンボルだ
ドラゴンのような顔したしも柱
カニ完売じゅもんみたいな競り終わる
帰り道白熊みたいに下校する
クシャミしてとなりの電車がすぎていく
のらねこがぐっすりねてるもう春だ
弟が大の字作った雪のあと
つくえにはみかんの皮だけテレビ見る
水たまり泣いてる顔もうつっちゃう
わかめのように光がゆれるろてんぶろ
へなへなのラジオ体そうセミ鳴いて
からぶりする春風を切りさいて
はじけ出す花の芽ぶきやとりのこえ
おにがおこると富士山がふん火する
雪うさぎめんこい子供に作られた
もちつきのどすんという音山びこに
年賀状枚数足りん外寒し
マラソンで六年生が風のよう
こんにちは子猫が顔出す石灯ろう
青空を見て考えるガザのこと
クリスマスサンタがくれた夜空だな
ミツバチは桜のまいで招かれる
くらくなりとおくで光って空ほえる
冬のふろ数える十が長くなる
あまいかきちゅうとすいこみ鳥の気持ち