受賞作品

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  • 受賞作品 第十三回 佳作特別賞

伊藤園 お~いお茶新俳句大賞

佳作特別賞

雪かきで親子の会話つもってく

北海道 音村 将宏 14歳

置き時計いつも静かに僕を見る

北海道 長雄 龍也 14歳

青い空動物園がうかんでる

北海道 藤田 聡子 14歳

星空にミルクこぼせば天の川

茨城県 髙松 磨美 14歳

しずくして檸檬の香るさわやかさ

埼玉県 小林 菜摘 14歳

大津波地球が大きく咳こんだ

埼玉県 浅見 和希 14歳

作文の課題を前に息詰まる

千葉県 山田 祐輝 14歳

夕立に逆らってみた十四の夏

千葉県 中村 麻結子 14歳

十五才そろそろ現実見えてくる

千葉県 菅谷 みゆき 14歳

髪を切り昨日の自分も切りはなす

東京都 両角 智実 14歳

豆腐屋のラッパ尾をひく秋の夕

東京都 柿本 隼 14歳

付いてくる太陽からはにげられず

東京都 石井 剛史 14歳

くり拾い心のとげがぬけていく

東京都 藤谷 恵実 14歳

三年生武者震いする三学期

東京都 伊藤 篤史 14歳

お手軽に伝統守る七草パック

東京都 鈴木 雄三 14歳

青空の高さをはかる凧三つ

東京都 大城 綾乃 14歳

大好きな祖父と一緒に田植えして

神奈川県 清水 琴絵 14歳

葉を盾に風と戦う秋の虫

神奈川県 矢口 璃菜 14歳

祖父たちの笑顔に会いにバスに乗る

神奈川県 栗城 はるか 14歳

おもちつき祖父より長生き古きうす

神奈川県 高橋 生乃 14歳

知りたくて君の心の暗唱番号

静岡県 伊達 美耶子 14歳

大根引く地球のひげを抜くように

愛知県 平岩 卓也 14歳

北風に行けよと押され塾に行く

愛知県 石川 隆司 14歳

何故なのかうちの蜜柑は顔がある

愛知県 野田 舞 14歳

大たんにはみだす一字筆初め

愛知県 太田 理美 14歳

雪の中シカの親子が寄りそって

大阪府 金 蓮華 14歳

青い風夏のにおいをつれてくる

大阪府 折戸 恵子 14歳

息白く駈けて幸せそうな犬

大阪府 南口 優樹 14歳

ずぶぬれのTシャツしぼる虹の下

大阪府 野口 佳織 14歳

大きめの制服を着た春の朝

大阪府 岩城 那美 14歳

どんぐりはまだ緑色坂の道

兵庫県 宮内 理佐 14歳

アイロンをかけたはかまで寒げいこ

岡山県 宮川 玄太 14歳

コンパスを使ったような秋の月

広島県 出原 真由美 14歳

一日中俳句考えかぜをひく

愛媛県 今井 亮宏 14歳

海の音静かに聞こえ夏終わる

福岡県 曾我部 太貴 14歳

次こそはこの右足で決めてやる

福岡県 牧 祐介 14歳

夜のなべ家族の愛もコトコトと

福岡県 原田 愛 14歳

しかられてこたつの中で石になる

福岡県 堀切 悠子 14歳

梅雨晴れの主役は太陽光る海

大分県 朝来 智可子 14歳

2002年今からだなぁだるいなぁ

宮崎県 黒木 朋美 14歳

ひときれのパンが命の国がある

北海道 黒田 勇太 15歳

冷たい手指の間があったかい

北海道 高島 彩弥香 15歳

おせち食べアフガンの子らふと思う

埼玉県 島田 まほし 15歳

久々に母と語らう露天風呂

埼玉県 衛藤 由佳 15歳

くつとばし小さな予報士うれしそう

千葉県 佐久間 夏美 15歳

小さな手誰かにとっては大きな手

千葉県 成田 育美 15歳

沼風でサーフィンしてる赤トンボ

千葉県 清宮 悠理 15歳

毛糸編むあなたが針の先にいる

千葉県 玉造 由香里 15歳

ねこじゃらし地蔵をくすぐりあはははは

千葉県 越川 智美 15歳

携帯を意味無く握る冬の夜

東京都 川田 慶 15歳

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