文部科学省メッセージ
第三十六回伊藤園お~いお茶新俳句大賞表彰式の開催に当たり、御挨拶申し上げます。
今回、百八十四万句を超える作品の中で、厳正な審査の結果、皆様の作品が選定されました。文部科学大臣賞をはじめとして各賞を受賞された皆様、誠におめでとうございます。
季語や定型にこだわらない「伊藤園新俳句大賞」では、子供から御高齢の方まで幅広い年齢層の方々が、心に浮かんだ景色を素直な言葉で「新俳句」として表現されています。
文部科学大臣賞を受賞された阿見果凛さんの作品は、
「凍星や歴史に残らない仕事」
人類の歴史の中で後世に伝えられなかった人々や仕事に思いを馳せるとともに、今活躍している人々でも、名前や仕事が歴史に残るかは分からないという切なさを詠んだ作品と伺いました。
寒さの厳しい冬の夜空で煌めく星を表す「凍星」という言葉を使うことで、時代を下支えしながらも静かに姿を消していく人々に焦点を当てた素晴らしい作品となっています。
その他の受賞作品も、いずれも感情表現豊かな素晴らしい作品ばかりです。多くの方々にこれらの作品を読んでいただくことで、心に浮かぶ景色を言葉で表現する俳句を身近に感じ、親しみを持っていただけることを期待いたします。
最後になりましたが、「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」の表彰に当たり、御尽力いただいた審査員の先生方、御関係の皆様に敬意を表しますとともに、本日お集まりの皆様のますますの御活躍をお祈りし、お祝いの言葉といたします。
令和7年10月15日
文部科学大臣 あべ俊子
部門別応募内訳データ
新俳句応募作品のうち9割以上が学校からの応募で占められており、その多くが国語や英語の授業教材、また冬休みの課題として活用されています。


新俳句大賞学校アンケート
全国の750の小中高校に対して「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」への応募についてアンケートを実施しました。
















