文部科学省メッセージ
今回、189万句を超える作品の中で、厳正な審査の結果、皆様の作品が選定されました。文部科学大臣賞をはじめとして各賞を受賞された皆様、誠におめでとうございます。季語や定型にこだわらない「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」では、子供からご高齢の方まで幅広い年齢層の方々が、心に浮かんだ景色を素直な言葉で「新俳句」として表現されています。文部科学大臣賞を受賞されました川崎智美さんの作品は、「二億年の地層の春っぽい部分」。二億年という遥か昔の地層の中にも、当時の春を感じる部分があると思っていれば、きっと何かが見つかるはずという気持ちを詠んだ作品と伺いました。「二億年」に「春」という言葉を組み合わせたことで、未知との出会いを期待するワクワクした気持ちを見事に表現した素晴らしい作品となっています。
その他の受賞作品の皆様も、いずれも感情表現豊かな素晴らしい作品ばかりです。多くの方々にこれらの作品を読んでいただくことで、心に浮かぶ景色を言葉で表現する俳句を身近に感じ、親しみを持っていただけることを期待いたします。
令和6年10月9日
文部科学大臣 あべ俊子
部門別応募内訳データ
新俳句応募作品のうち9割以上が学校からの応募で占められており、その多くが国語や英語の授業教材、また冬休みの課題として活用されています。
新俳句大賞学校アンケート
全国の750の小中高校に対して「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」への応募についてアンケートを実施しました。